市場が成熟して製品・サービスのコモディティ化が進む中、多くの企業がイノベーションを求めています。
そのための一つの方法論として注目を浴びているのが、「デザイン思考」です。
デザイナーの発想をビジネスの問題解決に活かす思考法は、その流行の立役者となったIDEOの成長と相まって急速な広がりを見せました。
そしていま、製品・サービスに留まらず、組織変革の手法、問題解決の手法、PMにとっても必要不可欠な知識になりつつあります。
<デザイン思考とは>
1)デザイン思考とは、クリエイター、デザイナーなどのアーチストの行動や感性を取り入れた創造的アプローチ
2)解決すべき課題を自ら定義し、人やサービスの目線で、実現価値を追求するイノベーティブな手法
<デザイン思考が提供する価値>
1)企業にとって:
新事業創出のための革新的アイデア提示に貢献
2)PMにとって:
問題が大規模複雑化、問題を放置すると負の連鎖に陥る中で対峙する事が問われる中で、人間の行動に着目したアプローチで、適切な解像度のアクションで、問題を放置しない仕掛けが提示できるようになる (問題の分解、根本原因の究明に、デザイン思考の視座が使える)
デザイン思考のアプローチは、問題解決そのもののため、プロジェクトの実行管理の全般で非常によくフィットする(現場の深層(本質)に入り込める)
3)ビジネスアナリストにとって:
顧客の潜在ニーズ獲得の手法として必須のスキル
4)アジャイルチームにとって:
デザイン思考とアジャイルはとても相性が良く、デザイン思考チームが設定したアイデアをバックログに設定し、アジャイルチームが、高速で検証を行う。
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